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北川原温建築都市研究所について

北川原温建築都市研究所は1980年に北川原温によって創設され、1982年に株式会社に改組、本格的な設計業務を開始。1986年に竣工した渋谷の映画館ビル<ライズ>がその独創的なデザインで注目され、海外からも多くの見学者が訪れました。

1988年から開催されているGAギャラリーの"現代日本の建築家展"に安藤忠雄や伊東豊雄等とともに毎回出品、また全集「原色日本の美術」(小学館)では丹下健三、磯崎新とともに紹介されています。国内で最も知られている専門誌「新建築」に多くの作品が掲載され、米国の「ARCHITECTURAL RECORD」誌の表紙を飾るなど、各国のメディアに作品が紹介されてきました。1992年には新建築の国際版JAPAN ARCHITECTの北川原温特集号が出版されました。

1991年都市型の集合住宅<メトロサ>で日本建築家協会新人賞を受賞、同年東京都設計者選定委員会において警視庁東日本橋交番の設計者に選定され、東京建築賞を受賞。

1990年代では都市計画や規模の大きいプロジェクトも増え、山梨県甲府市の工業団地<アリア>では7ヘクタールの都市基盤整備の設計、ランドスケープデザイン、13に及ぶ企業の本社・工場・コミュニティ施設(延床面積 24.000㎡)を設計し、その斬新な都市デザインと自然環境との融合が評価され1995年グッドデザイン賞金賞を、また1997年日本建築学会作品選奨を受賞しました。

また、延床面積23.000㎡、敷地面積5ヘクタールの「福島県産業交流館」<ビッグパレットふくしま>の公開設計コンペで最優秀賞を獲得、4年にわたる設計と工事監理の結果、未来を志向したダイナミックなデザインと技術的な革新そして機能的完成度が評価され、2000年に日本建築学会賞作品賞を受賞。このピックパレットふくしまは施設利用率が大変高いことで評判になっています。

1997年にはウィーン美術アカデミーで「村野藤吾、槇文彦、北川原温」の3人の日本人建築家展が開催されました。

一方、北川原温の巾広い視野でものづくりをしたいをいう姿勢により、インテリアデザインや家具、小物類のデザイン、あるいはディスプレイや展覧会のアートディレクションなどを手掛け欧米の専門誌などに紹介されてきました。

また、世界で最も著名なモダンバレエ団ネザーランド・ダンス・シアター(NDT、オランダ、芸術監督イリ・キリアン)の<ONE OF A KIND>の舞台美術を担当、パリ・オペラ座、ニューヨーク・リンカーンセンターなどで世界公演が行われ、2000年ニューヨーク・ベッシー賞(舞台美術部門)を受賞、モナコ芸術祭ではニジンスキー賞を受賞しました。

2007年には<中村キース・ヘリング美術館>を設計し、キース・ヘリングのコレクションのみを展示する世界で初めてのプライベート美術館として注目されています。2008年に村野藤吾賞、アメリカ建築家協会 JAPAN デザイン賞、2009年にJIA日本建築大賞、そして2010年には日本藝術院賞を受賞しました。

2007年にベルリンにヨーロッパ事務所を開設。2010年にイタリアの国際コンペ「Terme di Comano」の最優秀賞に選ばれ、現在設計中です。イタリアのスパの公共事業に日本人建築家が選定されたということで、ヨーロッパ各国のメディアに紹介されてきました。

また、以前から地球環境問題に強い関心を持ち、環境共生に優れた木造建築を研究、長野県上田市の農林漁業体験実習館(日本建築士会連合会賞作品受賞)や岐阜県森林文化アカデミー(森林産業の教育研究施設、公共建築賞特別賞、日本建築学会賞受賞、BCS賞、アルカシア賞ゴールドメダル、ケネス・F・ブラウン環太平洋建築賞大賞、エコビルド賞、カナダ・グリーン・デザイン賞、松井源吾賞、イタリア IA 賞受賞)、山梨県木の国サイト情報館(山梨県木材需要拡大施設拠点、農林水産大臣賞受賞)など画期的な大型木造公共施設の設計にも力を入れています。日本書紀に記録が残されている不知火で知られる熊本県宇城市不知火の宇城市立不知火図書館・美術館(2001年日本図書館協会建築賞、2002年日本建築学会作品選奨受賞)は、図書館と美術館をひとつの建物にまとめ相乗効果を狙った珍しい複合施設として設計、多くの市民に親しまれています。

屋上に芝生の丘(市民広場)が広がる佐世保市新みなとターミナル(2003年12月竣工)は公開設計コンペで454の応募者の中から最優秀に選ばれた作品です。

また建築家の資質を審査する設計者選考方法で注目された横須賀市美術館設計者選定審査で、多くの建築家の中から最終審査に安藤忠雄、山本理顕、北川原温が進み話題となりました。同様の選定方法が採用された2005年の杉並芸術会館設計プロポーザルでは伊東豊雄、仙田満、北川原温が最終選考に残りました。2006年の内閣府赤坂迎賓館和風施設公開設計プロポーザルでは最終選考に残りました。さらに2008年の杉並区大宮前体育館資質評価プロポーザルでは青木淳、槇文彦、北川原温が最終選考に残りました。

東京都心・池袋の密集地に立地する豊島学院高校と昭和鉄道高校の老朽化した校舎の改築(2005年日本建築家協会優秀建築選)では、生徒や近隣に極力負担のかからない建替プログラムを立案し様々な工夫を凝らした快適で機能的なキャンパスを実現し、これからの時代に相応しいキャンパスアイデンティティを生み出しました。その結果生徒数が飛躍的に増加し、学力の向上も目覚ましい発展を遂げています。

北川原温建築都市研究所は、公共民間を問わず、また建築の設計にとどまらず、都市設計、ランドスケープデザインからサイン計画やインテリアデザイン、家具デザインに至るまで巾広くものづくりを手掛け、環境や空間のデザインがもつ夢や力が経済と文化を振興し社会に貢献することを願い、活発に創造的な活動を展開しています。