豊昭学園1号館 東京交通短期大学 / Tokyo College of Transport Studies

2018年9月1日

1998年に豊昭学園キャンパス委員会で策定されたグランドデザイン・キャンパス基本計画、マスタープランに基づき最初に3号館が改築され、順次整備が進んでいきました。今回改築された1号館は幹線道路の川越街道に面し、豊昭学園のキャンパスにおいて玄関部分に位置しており、人々をキャンパスに迎え入れるための「ゲート」としての役割を担っていると考えられます。またキャンパス内で唯一の高層の建物であり、首都高速道路に面することから「ランドマーク/サイン」としての役割を担っていると考えられます。

外壁は、東京交通短期大学創設者の亀川徳一先生の座右の銘でもあり、同大学の建学の精神となっている「質実剛健」という言葉を体現する頑丈な打ち放しコンクリートの仕上げとしております。また「質実剛健」の他に、昨今の交通産業への女性の社会進出を歓迎し女性的な華やかさを表現した、金属(ステンレススチール)のパネルを外壁に添えております。この金属パネルは天候や四季の変化に呼応して建物の表情を演出する効果があります。そのため金属パネルのレイアウトデザインはヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「四季」のメロディを参照しています。

建物の形状は、日影規制と呼ばれる建物の北側に出来る影を制限する規制をクリアし、各階を出来るだけ広くする検証を重ね、その最適解を追求した結果生まれました。この形状は建設する上でも難易度が高く、傾斜のかかる東側外壁面では建設上の合理性を検証し打ち放しコンクリートではなくアルミの金属パネルによる外壁の仕上げとするなど、様々な技術的課題を解決することで実現しました。

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基本データ

発注者
学校法人豊昭学園
施工者
北野建設株式会社
敷地面積
614㎡
建築面積
494㎡
延床面積
2,817㎡
階数
地上9階/地下2階
構造
RC造
構造設計
金田 充弘 東京芸術大学准教授 OVE ARUP ASSOCIATES LONDON/ 鈴木 芳典 TECTONICA INC.
設備設計
建築エネルギー研究所
用途
短期大学
場所
東京都豊島区池袋本町
完成年月
2018.03

DATA

Client
Hosho Gakuen
Constractor
Kitano Construction Corp.
Site area
614㎡
Building Area
494㎡
Total floor area
2,817㎡
Number of Stories
B2F-9F
Structure
RC
Structure Engineer
Mtsuhiro Kanada, Associate Professor in Tokyo University of the Arts, Ove Arup Associates London / Yoshinori Suzuki, TECTONICA INC.
M&E Engineer
Architectural Energy Research Institute
Main use
Junior College
Location
Ikebukuro-honcho, Toshima-ku, Tokyo, Japan.
Completion Date
2018.03